2012年 06月 30日

奈良「喫茶 田川」のカレー


奈良市の中心部、NHK奈良放送局裏の道沿いに、
ひっそりと佇む『喫茶 田川』。
創業は40余年。

古いアパートの一階にテナントのような形で収まった狭小な店舗は、
両サイドの錆びたシャッターにすっかり気配を奪われてしまっています。
営業中かどうかにわかには判別がつきません。


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まるで昭和から時間が止まってしまっているかのようです。
一見さんには入店するのに少し度胸が必要な店構えですが、
お店に入ると優しい雰囲気のご主人と奥様が明るく迎えてくれました。

店内はI型のカウンター一本のシンプルなつくり。
あちらこちらから老舗の雰囲気が感じ取れます。

メニューもいたってシンプル。
カレーにコーヒー、そしてミックスジュースの3種のみ。
出前もやっておられるようで、よく見ると表の自転車はそれ用にカスタマイズされています。


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唯一のフードメニューであるカレーを頼みました。
するとご主人がテーブルにそっとあるものを差し出します。

ヤ〇ルトのようでいてヤ〇ルトではない「乳酸菌飲料」。
なぜ食後ではなく、食前に?カレーを食べる前に胃や腸を労われとでも?

その謎はすぐ解けることに・・。


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待つこと数分。


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とんでもない大盛りカレーがやってきました。
決して「大でお願いします・・」などとはオーダーしていません。


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深皿に山のように盛られたご飯。
溢れんばかりのルーはもはや表面張力でその均衡を保っています。
これは胃に気合を入れないと勝負になりそうもありません。
乳酸菌飲料の即効性は疑問ですが、注意喚起の意味では納得のサービスでした。


これが名物、田川のカレーです。
普通でこの量、値段は600円也。
創業当時からずっとこのスタイルなのだそうです。
さらに100円アップで大もあるというから驚き。

巷の大盛り、デカ盛り系のものはインパクト重視のジャンクなものが多いですが、
こちらのカレーは味も本物でした。

よく煮込まれたビーフカレーには深みのある辛さがあり、ゴロゴロとお肉と野菜もたっぷり。
さすがの盛りっぷりに少々苦戦も、味に飽きがくることはなく、美味しくいただきました。
途中、ルーがなくなりかけると、ご主人が無料でルーを追加してくれるという嬉しいサービスもあります。


カレーならご飯何杯でもいける!って方に激しくお勧めする名店『喫茶 田川』。
いつか思いっきり腹を空かせた状態で奈良を訪れ、「大」を食らってみたいです。
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# by yuhkurkku | 2012-06-30 23:31 | うまい