IE9ピン留め
2012年 01月 25日
筑後川昇開橋を歩いて渡る

今年もマイペースで日記を書いていきます。
しばらくは2011年ものになります。
よろしくお願いします。




【2011.05】




5月の半ば、九州は佐賀への一人旅。
人生3回目の佐賀県ですが県庁所在地である佐賀市に来るのは初めてです。

今回の旅の目的は、筑後川をまたいで佐賀県の佐賀市諸富町と福岡県大川市を結ぶ昇開橋という橋を渡ること。
昇開橋とはただの橋ではなくて、かつて旧国鉄の佐賀線だった鉄道用の可動式鉄橋です。
1987年の佐賀線の廃線と共に線路としての役目は終えていますが、今は遊歩道として整備され誰でも渡ることが出来るようになっています。

で、この昇開橋、現存する可動式の橋としては国内最古のもので、国の重要文化財かつ、日本機械学会の「機械遺産」にも認定されています。
そんなスゴイ橋を渡りながら県境を越えられる・・
これが僕にとって十分な旅のモチベーションになったわけです。


初めての土地の空気を味わうには徒歩か自転車が一番。
というわけで、佐賀駅からはレンタ"けったくり"で昇開橋を目指しました。



駅南口から大通りを下り、佐賀県庁、佐賀城跡を通過し、県道208号に合流してからは筑後川までひたすら東へまっすぐ進みます。
距離にして約10km、40分くらいかかって到着。

こちらが昇開橋です。



僕の写真がイマイチで伝わらないかも知れませんが、鮮やかな赤が印象的な鉄橋です。
ちょうど真ん中にある橋桁の部分は船が通る時に上がり、通過すると下りる仕組みになっています。
昇開橋の名前の由来はここからきています。
そう、かつては線路が上下していたわけです。

それでは歩いて渡ってみます。

歩行者が通行できる時間は基本このように決められていて、観光船などの通過に合わせて橋桁を上下させているようです。



諸富(佐賀)側より。
対岸は福岡県大川市です。
筑後若津とはかつての駅名になります。



橋の上では可動の様子をすぐ近くで見ることが出来ます。
かなり迫力がありました。



橋桁が上昇するのに合わせて、バランス装置であるウエイトが降りてきます。

公式のパンフレットによると橋の全長は507m。
そのうちの24mの橋桁が両側にある高さ30mのタワーの間で昇降します。
昇降する橋桁は重さ48tあり、ワイヤーロープで20tと28tのウエイトにつながれモーターにより駆動する仕組みです。
橋桁は最大で23mの高さまで持ち上がるそうです。

こちらは橋の上から筑後川を一望の図。
小型船がいくつか浮かんでいますが、5~7月は有明海にしか生息しないエツという魚の漁のシーズンだったようです。



橋桁が一番上まで上がった状態。
ちょうど船が通過するところです。



歩行者が通行するときはこのようになります。
かつてはこの状態で列車が通っていたのです。



こういった廃線跡は歩道や自転車道として残されている例はよく見ますが、昇開橋となると、とても珍しいのではないでしょうか。
昭和10年に造られたものが、本来の役目を終えてもこうしてちゃんと稼動しているってすごいことです。
列車の往来はなくなりましたが、橋の下は現在でも船が行き交うわけだから、そのためにも橋桁は昇降し続けなければならないんですね。
この動態保存のコストは相当だと思いますが、素晴らしい日本の土木・建築技術の証としていつまでも残っていてもらいたいものです。



夜はライトアップもされているようです。
近くには温泉付きのホテルもあるようなので、温泉につかりながらそんなステキな姿を眺めてみるのもいいかもしれません。





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# by yuhkurkku | 2012-01-25 17:06 | 旅行 | Trackback | Comments(0)


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